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Apr

カラフルキーキャップで、キーボードカスタマイズのすすめ

気分転換にキーボードカスタマイズしてみません? ハードコアエンジニアがフォントの印字もない究極シンプルキーボードを使っていて「カッコイイ!!!!」って思ったのはひと昔前のお話。今は、ハードコアエンジニアじゃなくても、カジュアルにキーボードのカスタマイズする時代なんだそう。なので、米Gizmodo編集部がキーボードカスタマイズで遊んでみました。Razerのキーキャップセットの色味が絶妙にカワイイ…!


メカニカルキーボードのカスタマイズが最近アツい。InstagramやTikTok見ると、カラフルなパソコンセットアップが山ほどでてきます。長年、選択肢は黒オンリーだったことを思うと、なんかいいですよね。

黒ゴツメのゲーミングギアをたくさん世に送り出してきたRazerが、今度はカラフルなキーキャップを出してきました。これを機に、僕もカスタマイズしてみようと思います。今回使ったのは「Razer PBT Keycap + Coiled Cable Upgrade Set」と「Razer Phantom Keycap Upgrade Set」。前者のPBT Keycapはケーブルがついているタイプ。キーキャップのみのセットもあります。色は黒(ブラック)・白(Mercury White)・緑(グリーン)・ピンク(Quartz Pink)。Phantomの方のセットは、黒・白のみで、ABS樹脂。

サードパーティ製のカスタマイズキーキャップもいろいろでているのですが、Razerのようなメインどころがだしてくれるの嬉しいですね。すでにRazerユーザーの人にとっては特に。カスタマイズハードコアの人はオーダーする場合もあるようですが、Razerのやつは必要なものがセットになってるし、すぐ発送されるしで、手軽さがいいです。何より、お手軽価格なのがいい。

このRazerのキーキャップセットは、他社キーボードにも対応していますが、基本はRazerキーボード用。ただ、Razerが成長を続けるカスタマイズキーボード市場に目をつけたということは、今後さらなる展開あるかもと期待したくなります。

今回は2パターンカスタマイズしてみました。使用したキーボードはRazerのワイヤレスキーボード「BlackWidow V3 Mini Hyperspeed Phantom Edition」。1つ目はイエロースイッチのキーボードにピンクのキャップとケーブル。2つ目はグリーンスイッチのキーボードにPhantomセットの白。追加でテンキーなし版のリストレスともつけました。

PBT keycapのケーブル付きは50ドルほど(日本では6,280円)。箱を開けると4つのトレイにキーがのっていて、それぞれのトレイはキーボードから取り外して設置する順番になっています。セットに入っているキーキャップの数は120個。Razerの小型 (60%)、テンキーレス (TKL)、フルサイズのメカニカル/オプティカルキーボードに対応。標準US/UKレイアウトなら、他社のキーボードでもいけるとのこと。残念ながらRazer BlackWidow V3 Miniのキーボードは埋まらなかったので、7個ほど黒のまま残しています。

カラフルキーキャップで、キーボードカスタマイズのすすめ

PBTキャップの手触りは、BlackWidow V3 Mini HyperSpeedのダブルショットABSキャップよりもちょーーーっとだけプレミアムな感じ。PBTは耐久性に優れているものの、生産が多少手間がかかるので、一般的にキーボードで使用されるダブルショットのABS製よりも高価になります。ABSの方が、使用感(キーボードのあのテカり)がでやすいと思います。とはいえ、RazerのPBT製もABS製も、大まかな触り心地は同じなので、ミックスして使用しても違和感はないかと。

キーキャップを外すツールが同梱されているのが気が利いてます。キーボード用のスタビライザーもついてくるので、他社キーボードユーザーも嬉しいですね。とはいえ、僕は作業の途中で、スペースキーのスタビライザーがどっかに飛んでいってしまい見つけられなかったので、Razerユーザーでもスタビライザー同梱は嬉しい。てことで、作業途中で心が折れないセットになっています。

今回はケーブルつきのセットなので、ケーブルもピンクに。150mmのファイバーブレードタイプのケーブル。USB-C/USB-Aです。同カラーではあるのですが、よーく見るとキーキャップよりもケーブルの方が色薄め。使用感が出やすいなとは思いましたが、機能・長さともに一般的で問題はなし。

キーキャップって、短期間では判断できないですよね。1番重要なのは、手の皮脂、間食で指についた汚れ、窓からの日差しなどなどによる経年劣化具合だと思うので。キーキャップ取り替え作業自体でいうと、それはスムーズで、68のキーの取り替えにかかったのは1時間ほど。普段はDSA浅めキーキャップを使用しているので、いつもより少し高く(深く)感じつつも、タイピングスピードは1分間で102ワードでいつも通り。Razerユーザーは、Synapseアプリを使って、LEDライティングもカスタマイズするとより楽しいと思います。

Phantomセットの方は、ステルス系デザイン。キーの上部はマット、下半分はシースルーになっています。キーだけ見ると完全無地の印字なしに見えますが、光に透かしてみるとちゃんと書いてあります。素敵なデザインなのですが、そのせいで作業は大変。キーを交換する時に、毎回光に透かしてキーキャップ確認しなければならなかったので。それでも、1時間内で作業完了できました。

128個のキーキャップがはいっており、Razerの60%・65%・テンキーなし・フルサイズのキーボードに対応。PBTセットと同じく、スタビライザーとキー取り外しツールも同梱です。今回、全とっかえするのにキーキャップは足りるのですが、UP/Downキーを探すのにあまりに手間取ってイラっときたので、そのままにしてしまいました。

PBTキーキャップと比べると、Phantomセットのキーの方が安定感がある気がします。全面真っ白のソリッドな見た目も好きですが、LEDライトがついたところも素晴らしい。このカスタマイズでは白キーキャップの土台が黒フレームなのがちょっと気になりつつ、白キャップは他の色と組み合わせて使ってもいいかもとも思いました。

スタビライザーは忘れずに。外れちゃったら戻さないと、タイピング時にバネ感がなくてやりづらいです。飛ばしちゃうと、後からやり直すハメになりますよ。(僕はスペースバーで忘れててやり直しました。)

リストレスとは、よく同梱されているものよりもちょっと柔らかめ。タイピング仕事が長くなるときには重宝します。

すでにRazerキーボードユーザーで、黒い見た目に飽きてきたなーという人には、カスタマイズセットはぜひオススメしたい! ちょっと色いれるだけで、かなり気分変わります。他社でカラフルかつユニークなデザインのキーキャップはいくらでもあるのですが、RazerユーザーならRazerの枠内でいじれるというのが安心簡単ではあります。また、Razer以外、サードパーティ製にも使える上に、スタビライザーや取り外しツールが同梱なので、パソコン自作・改造初心者もチャレンジしやすいキットになっています。


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