07

Jan

ZenBook Pro Duo (UX581)

メインディスプレイとサブディスプレイが特徴的な「ZenBook Pro Duo」だが、ディスプレイを2枚搭載しただけの奇抜さがウリの製品ではない。ディスプレイ以外のCPUやGPU、そして足回りにも様々な部分で厳選されたパーツが使用されている。ゲーマーにもクリエイター向けにをうたう「ZenBook Pro」シリーズのこだわり抜いたスペックをまずは見てほしい。

【ASUS ZenBook Pro Duo UX581】

【ASUS ZenBook Pro Duo UX581 / UX581GV-9980】 CPU:インテル Core i9-9980HK GPU:インテル UHD グラフィックス 630 / NVIDIA GeForce RTX 2060 チップセット:モバイル インテル HM370 メインメモリ:32GB DDR4 SO-DIMM ストレージ:1TB NVMe M.2 SSD 光学ドライブ:なし ネットワーク:-(有線LAN)/IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(無線LAN) メインディスプレイ:3,840×2,160ドット 15.6型 OLED (有機EL) サブディスプレイ:3,840×1,100ドット 14型ワイドTFTカラー液晶 ACアダプタ:230W ACアダプタ OS:Windows 10 Pro 本体重量:約2.5㎏ 付属品:パームレスト、ASUS PEN 466,500円(税別)

仕様にあるとおり、この「ZenBook Pro Duo」の最大の特長はデュアルディスプレイモデルということ。メインディスプレイは有機ELパネルを採用した4K(3,840x2,160ドット)の60Hzディスプレイ。一般的な液晶パネルとは違い、1画素ごとに明るさを調整できるので完全な黒を表現でき、発色がサブディスプレイは「ScreenPad Plus」と呼ばれ、ソフトウェアとあわせて非常に高い機能性を有している。

下部のTFT液晶ワイドディスプレイ「ScreenPad Plus」は、解像度は4K相当で幅は3,840ドット、高さは1,100ドットと変則的だがちょうどキーボードサイズであり、違和感なくメインディスプレイとサブディスプレイの間でウィンドウを行き来できる。サブディスプレイでもウィンドウの移動だけで最大表示、3つの枠にあわせた表示など容易に変更したり、フルサイズ表示もしたりできる。ランチャーアプリ「Quick Launcher」を備えており、いつでもサブディスプレイ向けに登録したアプリケーションを呼び出すことができる。

ZenBook Pro Duo (UX581)

実際の使い勝手は後程語るとしてまずはスペックを見ていこう。

【ScreenPad Plus】利便性が高いデュアルディスプレイを実現するASUSのサブディスプレイと機能の名前。ソフトウェアの「Quick Launcher」とあわせて自在にウィンドウ表示の調整が可能だ【ZenBook Pro Duo UX581 デュアルディスプレイでのウィンドウの移動例】利便性が高いデュアルディスプレイを実現するASUSのサブディスプレイと機能の名前。ソフトウェアの「Quick Launcher」とあわせて自在にウィンドウ表示の調整が可能だ

CPUはインテル Core i9-9980HKを装備。第9世代にあたるアーキテクチャでモバイル向けCPUながら8コア16スレッドを実現、動作クロックは2.4GHz、最大5GHzで動作するモンスターCPUだ。デスクトップPC向けCPUとそん色のないスペックの本CPUはゲームに必要な高クロック動作、配信に有利な多数の処理スレッドを備えており、ゲームにも配信にも高い性能を発揮することを期待できる。

【Core i7-8700】最新の16スレッド処理可能なCore i9-9980HK。5GHzに及ぶ動作クロックとあわせてゲームにおいて高い性能を発揮する

GPUは最新のGeForce RTX 2060を搭載。ゲーム内の反射をリアルタイムで計算し、反映するレイトレーシングやAIによって画面描画の最適化を図るDLSS(Deep Learning Super Sampling)に対応している。登場当初は対応ゲームが少なかったこれらの機能も、「モンスターハンターワールド」がアップデートでDLSSに対応し、今秋発売予定のAAAタイトル「Call of Duty Modern Warefare」はレイトレーシングに対応予定だ。

新機能以外でもベース性能は従来のGTX 10シリーズから向上しており、ゲームで高い性能を発揮する。ノートPC向けの機能としてアイドル時はCPUに内蔵されているグラフィックス機能を使用し、ゲームやGPU性能が必要なときにGeForce RTX 2060と切り替わるNVIDIA Optimusテクノロジーに対応している。

【GeForce GTX 1050 Ti】GeForce RTX 2060搭載。人気ゲーム「モンスターハンターワールド」が新たにDLSSに対応、「Call of Duty Modern Warefare」もレイトレーシングに対応予定だ

メモリやストレージ、ネットワークといった足回りも注目していこう。これらには高速・大容量の部材が採用されている。メモリはデスクトップゲーミングPCは8GBから標準16GBに移行しようとしているなか、さらに2倍の32GB DDR4-2666と大容量だ。ゲームをプレイする限りではメモリ容量に悩むということはないだろう。

ネットワークは有線LANポートを搭載しないものの、最新規格のWiFi6と呼ばれるIEEE 802.11ax(以下、11ax)に対応。通信相手に11ax対応ルーターが必要なものの通信速度の向上や通信距離の改善などが行なわれている。2x2通信に対応し、最大2.4Gbps通信が可能。ゲーマーとしては無線LANということでPINGをはじめとした応答速度の挙動も気になるところだが、純粋な速度向上は喜ぶべきところだろう。

【NVMe M.2 SSDとIEEE 802.11ax】圧倒的な転送速度であるリード3,000MB/s、ライトも2,000MB/s以上の速度を記録。11axも対応ルーターの数はまだまだ少ないがASUSからも登場しているのであわせて検討したい

そのほかの特長として筆圧感知1,024段階対応の電池式タッチペン「ASUS Pen」が付属し、クリエイティブな作業に活かせること、そしてタイピング時の疲れを軽減してくれるパームレストが同梱されている。