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NetFlow形式のフロー情報を出力できる低価格な負荷分散装置

米Kemp Technologiesの「LoadMaster」は、低価格をうたう負荷分散装置(ロードバランサー)である。セッション維持機能(Cookie、SSLセッションID、IPアドレス、RDPログインIDなど)やSSLアクセラレータ、データ圧縮機能など、負荷分散装置に求められる主要な機能を一通り備える。国内ではオリゾンシステムズなどが販売している。

LoadMasterとFlowmonを組み合わせたシステム構成イメージ(出所:オリゾンシステムズ)[画像のクリックで拡大表示]

提供形態は、以下の3通り。

価格あたりの処理性能の高さをうたう。OSのアルゴリズムとLSIによるアクセラレーションによって、競合他社の同等価格製品と比較して3~4倍の高い処理性能があるとアピールしている。

可用性を高める機能も持つ。アプリケーションサーバーのヘルスチェックによって、トラフィックを常に安定したサーバーへとリダイレクトする。運用管理機能は、Web管理画面、PowerShell、Web API(REST API)などを介して利用する。

NetFlow形式のフロー情報を出力できる低価格な負荷分散装置

Webアプリケーションサーバーへのリクエストを受けて、背後にある複数台のWebアプリケーションサーバーへとリクエストを振り分けて負荷を分散する。WebクライアントとWebサーバー間のセッションを維持する機能(Cookie、SSLセッションID、IPアドレス、RDPログインIDなどを利用)を備える。

ネットワークトラフィックのフロー情報(送信元/送信先IPアドレスやポート番号、プロトコル番号などの通信統計情報)の1つであるNetFlowを生成して出力できる。NetFlowを収集して可視化/分析できるツールを用いて、負荷分散装置を通過するトラフィックを分析できる。

いずれも、別途保守サポート契約が必須

2021年10月22日

2021年10月22日

発表日/提供開始日と価格は、販売代理店の1社であるオリゾンシステムズのもの。