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Wi-Fiルータのセキュリティを強化するための7つのポイント

家庭でもWi-Fi(無線LAN)の利用が進み、ホームネットワーク(家庭内LAN)の構築によって家の中のさまざまな機器が常時インターネットにつながるようになりました。いまやホームネットワークを構成しているのはパソコンやスマホだけではありません。スマートテレビやゲーム機、ネットワークカメラ、スマートスピーカーなどのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)機器もその一部です。

Wi-Fiルータのセキュリティを強化するための7つのポイント

そんなホームネットワークの中心にあるのがWi-Fiルータです。これは、Wi-Fi接続に対応するあらゆる機器間の相互通信を仲介し、それらをインターネットにつなげてくれるネットワーク機器です。ただ、ホームネットワークにつながる機器が増えれば増えるほどWi-Fiルータへの負荷は大きくなり、通信速度が低下してしまいます。在宅勤務やオンライン授業が広がる中、より高速で安定した通信を実現するために高性能なWi-Fiルータを購入した方もいるのではないでしょうか。

新しいWi-Fiルータを使い始める前にまず意識しなければならないのがセキュリティです。ホームネットワークの要であるWi-Fiルータのセキュリティを破られると、そこに接続するすべての機器に通信傍受や不正なサイトへの誘導などの危険が及ぶためです。また、Wi-Fiルータを無防備な状態で使用していると、電波圏内の部外者にWi-Fiのタダ乗りやルータの設定変更を許してしまうかもしれません。ルータの設定が悪意を持って書き換えられてしまった場合、不正サイトや不正アプリに誘導され、詐欺やマルウェア(ウイルスなどの不正プログラムの総称)感染といった被害に遭う可能性があります。結果、機器の不正操作によるプライバシー侵害や個人情報の漏えい、金銭窃取などの被害が生じるだけでなく、外部への攻撃にも加担させられてしまうかもしれません。

Wi-Fiルータのセキュリティを強化するポイントを見ていきましょう。