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警察「ネズミ捕り」で都市部に多いのは○○式?

複数の警察官が待ち伏せするスピード取り締まり「ネズミ捕り」は基本的に「現認係・停止係・取り調べ係」の3班体制。スピード計測地点にいる現認係は、速度測定装置の背後の物陰にヘッドセットを装着して潜んでいます。ネズミ捕りの現認係は何のためにヘッドセットをしているのでしょうか。

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警察「ネズミ捕り」で都市部に多いのは○○式?

ネズミ捕りのレーダー式は地方で健在

ネズミ捕りの速度測定装置には「光電式」と「レーダー式」の2種類が存在します。いずれの速度測定方法でも、設定値以上とクルマが測定されるとヘッドセットで「ピー」音が鳴ります。現認係はすぐ停止係に対象車両のナンバー、クルマの種類、塗色、車線などの特徴を、無線か有線で伝えます。

取り調べ係が待つサイン会場にはスピーカーがあり、こちらも同時に「ピー」音が鳴り、直後に現認係からの報告が会場全体に響き渡る仕組み。ちなみに、レーダー式の速度測定装置を操作するためには、第二級陸上特殊無線技士の資格が必要です。

レーダー式ネズミ捕りはおもに地方で健在。10.525GHzの電波を走っているクルマに当て、跳ね返るその周波数の変化(ドップラー効果)で速度を測定します。このレーダー波を受信して速度取り締まりの存在を知らせてくれるのがレーダー探知機です。

こうしたレーダー探知機対策として、レーダー式のネズミ捕りには1990年頃からステルス型が登場。現認係が違反していると思った時だけボタンを押して断続的に測定電波を発射します。今では大半がステルス型です。

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