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Teslaはソフトウェアアップデートでどう変わるの? 死角確認、性能アップ、クルマのダンス、ドッグモード

側面の死角を映像で確認可能。サイドミラーにブラインドスポットインジケーターが付いていないModel 3にとって安全面で有用なアップデート

「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。通行人に対するメッセージが表示される。これも15インチの大きなスクリーンがなせる技 納車されてから4カ月を経過したTesla Model 3は、トラブルもなく我が家の足として日々気持ちよく走っています。 12月と1月は、燃費ならぬ電費が2割ほど悪化しています。要因は2つ。1つは、気温が下がったこと。2つ目は、高速道路を利用した遠出を控えているからです。前車(ガソリン車)もそうでしたが、買い物や用足しで近距離ばかりを走る比率が増えれば電費は悪化します。今回はTeslaのソフトウェアアップデートのお話をしましょう。 納車後初のメジャーなソフトウェアアップデートがOTA(over-the-air)でModel 3にやってきました。 2021年9月の納車以後、6度目のアップデートとなります。これまではマイナーな変更が主でしたが今回は、タッチスクリーンのUIやレイアウトが大きく変わりました。 SNSなどのTeslaコミュニティーを覗いてみるとUIの変更については賛否両論です。これまでトップ画面からワンタップで呼び出せた機能が、1つ下の階層に潜るなどし、アクセスするのに一手間増えている機能があるからでしょう。 例えば、筆者は住環境の都合で出発時と帰宅時は、シートやドラミラーの位置を記憶する「ドライバープロフィール」の変更を複数回行います。サイドミラーを下に向け縁石を確認する必要があるからです。従来トップ画面からツータップで変更できたものが、階層が下がりアイコンの位置も変わりました。慣れるまで「えーとどこだっけ」と探しました。 その一方で、画面下部にアプリローンチャーが追加され、画面のカスタマイズが可能になりました。よく使う機能をワンタップで呼び出せるようになるなど、便利になった部分も多々あります。今回のUIの変更が、改悪か改善かは人により意見の分かれるところでしょうが、各機能へのアクセス導線の変更は慣れの問題なので、筆者の場合総合的にみて利便性が向上したことを歓迎しています。

 Teslaはソフトウェアアップデートでどう変わるの? 死角確認、性能アップ、クルマのダンス、ドッグモード