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【ユニクロ「+J」徹底レビュー】2021年秋冬コレクションの実力は?ウィメンズ ボトムス・小物編

「ユニクロ(UNIQLO)」とファッションデザイナー ジル・サンダー(Jil Sander)氏のタッグによる「+J(プラスジェイ)」。2021年秋冬コレクション ウィメンズ編はアウター、トップス・ワンピースに続き、最後はボトムス・小物を徹底レビュー。揺れ感が美しい「プリーツラップロングスカート」から、+J初登場のバッグまで見逃せないアイテムが目白押し。+Jを長年にわたって見てきた編集者2人が、15型11色の計40アイテムの中から要チェックの7型をレビューしていきます。

前シーズンの着用レビュー【ユニクロ「+J」徹底レビュー 第6回】21年春夏で1点だけ買うなら?ウィメンズ ワンピース・ボトムス編

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目次

1.プリーツラップロングスカート/ダブルフェイススカート


2.ウールブレンド タックテーパードパンツ


3.ウールブレンド ガウチョパンツ


4.カシミヤストール/レザートートバッグ/レザーショルダーバッグ


5.マストバイなアイテムは?

プリーツラップロングスカート/ダブルフェイススカート

編集A:トップバッターは「プリーツラップロングスカート」。価格は7990円です。

編集B:いきなり完成度が高そうなアイテムが出てきましたね。

編集A:プリーツスカートって、ブランドの技術力やデザインの良し悪しが顕著に出ますよね。ユニクロのプリーツスカートって正直、以前はあまり良いとは言えなかったけど最近はかなりクオリティが上がってきているように思います。

編集B:ウエストの作りは結構太めで、裾は前後でランダムになっていて動きがあります。素材の光沢が、動いた時の揺れを美しく見せてくれますね。1万円以下で、このクオリティのプリーツスカートはなかなか買えない、いや探しても多分無いと思います(笑)。

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編集A:カラーはブラックとダークグレーの2色をラインナップ。どちらの色にするか悩みどころですが、スカートは完全にこれが買いではないでしょうか。

編集B:先月発売された、ユニクロと同じくファーストリテイリング傘下の「セオリー(Theory)」によるコラボアイテムにもプリーツスカートがありましたが、即完売していましたね。このアイテムもすぐに完売しそうな予感です。

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編集B:続いては、ウールブレンドのダブルフェイス素材を使った「ダブルフェイススカート」。「ダブルフェイスノーカラージャケット」とあわせてセットアップで着用できます。

編集A:アシンメトリーなデザインですね。デザインが前も後ろも凝っていて、どちらを前にして履けば良いのか一瞬迷いました(笑)。

編集B:右側はフレアで左側にはスリットが入っていて、2種類のスカートが1つになったようなデザインが面白いです。シルエットが立体的。

編集A:結構変わっているなと思ったのが、普通こういったスカートってコンシールファスナーなんですけど、あえてごつめのファスナーを採用しているんですよね。

編集B:ヒップポケットはメンズライクな印象なのも面白いです。裏地無しの仕様ですが、結構厚みがあります。

編集A:今シーズンのウィメンズアイテムの中では、シルエット的に異色な存在かも。マーメードシルエットのスカートを履いてる子が増えてきているので、上手くトレンドを取り入れているのかもしれません。

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ウールブレンド タックテーパードパンツ

編集A:ウエストは後ろ側がゴムになっていますね。内側に紐があって調整が可能。メンズライクなシルエットです。

【ユニクロ「+J」徹底レビュー】2021年秋冬コレクションの実力は?ウィメンズ ボトムス・小物編

編集B:ウエストの寸法はユニクロの通常ラインのパンツのサイズ感よりも大きめに作られているそう。

編集A:ジョガーパンツっぽいですね。テーパードシルエットなので足元はすっきりと見せつつ、ゴム仕様になっていることによってリラックスして履けそう。ストレッチ性はあまりないです。

編集B:ウール、ナイロン、カシミアをブレンドしたフランネル素材が使われているとのこと。

編集A:カジュアルな雰囲気になり過ぎず、クリーンな印象なので着回しはしやすいと思います。

編集B:こういったパンツで総裏なのは珍しい。メンズもそうでしたが今季のボトムスは買いですね。

編集A:ウールパンツでボタンフライなのも珍しいですね。慣れていないので、脱ぎ穿きが少し大変でした(笑)。

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ウールブレンド ガウチョパンツ

編集B:個人的にはガウチョパンツってネーミング久しぶりに聞いたかもしれない。実物見ると、意外とシルエットが良いですね。

編集A:ガウチョパンツといえば、2015年に「ジーユー(GU)」のパンツが2ヶ月間で100万枚以上を売り上げて大ヒットしましたよね。ユニクロのワイドシルエットのパンツは、「スカートパンツ」とか「ワイドパンツ」といったネーミングで見かけることの方が多いです。

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編集B:今回のアイテムは、いわゆるガウチョパンツとは全く別物という印象かな。かなりデザインに凝っていてエレガントな雰囲気。

編集A:腰回りがスッキリしていて好印象。広がっているタックのデザインがユニークです。

編集B:足元はスッキリと見せる絶妙な丈。スカート感覚で穿けて、動いた時の揺れも綺麗です。

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カシミヤストール/レザートートバッグ/レザーショルダーバッグ

編集A:今シーズンのウィメンズは小物類が充実しています。まずはカシミヤ100%の「カシミヤストール」から。1万2900円です。

編集B:大きさは180×60cmとのことで、割と大判です。

編集A:同系色でまとめたストライプ柄がアクセントになっていますね。ウィメンズのアイテムとして発売されますが、これは男女隔てなく使えますね。

編集B:ボリュームがあるので、首に巻いたり肩から羽織ったりと使い勝手は良さそう。

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編集A:いよいよバッグの登場です。まずは「レザートートバッグ」から見ていきましょう。

編集B:牛革にガラス加工を施しているのでツヤツヤです。上から見ると面白いフォルムをしてますね。カッティングにこだわりを感じる。

編集A:曲線的なラインと直線的なラインの掛け合わせ方が秀逸です。安っぽく見えない。

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編集B:サイドのラインが綺麗ですし、裏地とコバのネイビーもアクセントが効いてる。完成度高いですね。もっと早く+Jでバッグ作ってもよかったのかなって思いました(笑)。

編集A:PCがすっぽり入るし、自立するタイプのバッグなので仕事で外出が多い人は重宝すると思います。

編集B:持ち手部分はアウターを着ていても肩から掛けられる長さですね。あとは、レザーなのに持った感じがすごく軽いのもポイント高いです。

編集A:続いては「レザーショルダーバッグ」。商品ページで見た時点では、もっと小さいかと思ってました(笑)。

編集B:リモートワークが主流になった今の時代的に、大き過ぎず小さ過ぎず、これくらいのサイズ感のバッグが求められているのかもしれませんね。iPadだけ持って打ち合わせに参加するみたいな時代だから。ショルダーバッグのサイズがタテ26cm、ヨコ18cmなので、9月に発売されたばかりの第6世代iPad mini(タテ約19.5cm、ヨコ約13.4cm)なんかは丁度入りそう。

編集A:トートバッグと同じく牛革ですが、こちらはエンボス加工で、また違った雰囲気ですね。

編集B:ショルダーバッグも自立するタイプで使いやすそう。開口部の金具はゴールドなんですね。+Jはシルバーのイメージだったので何だか意外。

編集A:バック口に金具はついていますが割と空いているので、好みは分かれそうです。

マストバイなアイテムは?

編集A:「プリーツラップロングスカート」はマストで買いたいです。争奪戦必至でしょうね。

編集B:意外と「レザートートバッグ」は買いかもしれない。コスパの良さも魅力ですが、ああいった構築的なフォルムはなかなかないかも。

編集A:今回、初のバッグでしたが質が高かったです。

編集B:これまでとは違ったサンダー氏の新しいクリエイションの一面が垣間見えた気がします。

編集A:そういえば+Jって靴は出たことなかったですよね。あるかわからないけど第3章に期待!

■ユニクロ「+J」:特設ページ

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